【講演・イベント】“メタバースとAIは人の暮らしに何をもたらすのか?” やまぐちDX推進拠点「Y-BASE」にて「地域活性化×メタバース×AI」をテーマにした先端技術体験会を開催

やまぐちDX推進拠点「Y-BASE」(山口県山口市)において、「地域活性化×メタバース×AI」をテーマとする先進技術体験会を開催しました。


・開催日:2024年8月9日(金)
・主催:山口県庁
・企画運営:メタバース推進協議会、株式会社SYNCHRO
・協力:株式会社NTTデータ、パーソルマーケティング株式会社、国立大学法人山口大学工学部ものづくり創成センター
本イベントは、「メタバースとAIは人の暮らしに何をもたらすのか?」という視点から、
“バーチャルとリアルを融合した新しい仕組み”を知り、メタバースやデジタルヒューマンの活用方法を体験することで、地域の社会課題の解決に向けた新しい取組みを学ぶ機会を提供しました。
当日は、山口大学の学生、地元選出の議員、自治体の職員、地元の企業から多数の方が現地参加。
加えて、全国からもオンラインやメタバース空間から参加いただきました。メタバースやAI技術が地域社会への影響を探るには大変貴重な機会となりました。
山口県庁HPイベント概要:https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/ybase-digitech/266937.html

<イベントの趣旨>

当協議会は、メタバースやAIが現実社会にどのような影響を与えるかを考察しており、 現実世界と仮想世界の融合が地域社会の社会課題の解決に向けた新しい取組みに繋がる可能性とその課題の探求をしております。 メタバースやAIの可能性に期待を寄せながらも、世界レベルで急速な発展が進む中、 自然や人間に及ぼす影響に慎重な議論が必要だとの認識を示しています。 このような背景から、当イベントでは新たな技術が地域社会にどのように役立つかを多角的に議論し、体験する機会を提供しました。

<イベント内容>

第1部(18:00-19:00)

講演では、「メタバース(世界創造)とは」「AI・デジタルヒューマン(人間拡張)とは」「安心・安全なメタバースの実現に向けたセキュリティ」「世界創造と人間拡張の未来社会」などを発表しました。 特に、メタバースやAI・デジタルヒューマンが地域社会の課題解決についての実例が紹介され、 メタバースの活用やAI・デジタルヒューマンと共存する新たな生活文化や地域活性化の可能性を議論しました。
講演会場の様子: 第2部(19:00-20:00): 体験・ワークショップでは、実際にメタバース空間の体験や、デジタルヒューマンの制作体験を通じて、 参加者がこれら技術の可能性と課題を実感しました。また、AIによる個性の可視化のワークショップも行われ、 参加者が自分の個性を新たな形で視覚化する体験を楽しみました。 体験セッションでは、株式会社NTTデータが「バーチャル牧場」にて仮想空間での動物とのふれあいを 山口大学をはじめとする参加者の方々に体験いただきました。 また、パーソルマーケティング株式会社が、山口大学の学生が制作したAR作品とコラボレーションをし、 参加者に仮想空間での新たなコミュニケーションや働き方を体験していただきました。 またデジタルヒューマン制作体験や、AIを用いた個性の可視化ワークショップでは、 参加者にこれら新しい技術の可能性が強く印象付けられたと思います。 <メタバース空間の様子>パーソルマーケティング株式会社×山口県庁 <メタバース空間で働く>パーソルマーケティング株式会社×山口大学 <バーチャル牧場>株式会社NTTデータ <ニックネーム生成Aを用いた個性表現ワークショップ>株式会社NTTデータ ※写真は山口大学学生との交流の様子

<今後の展望>

本イベントを通じて、メタバースやAI技術を活用した地域活性化の新たな可能性を探ることができました。 今後は、これら新しい技術がどのように地域社会に貢献できるかについて、全国の自治体と議論を深め、 日本全体で持続可能な未来社会の構築に向けた取り組みを推進していく予定です。 当協議会の理念に基づき、現実世界と仮想世界のバランスを保ちながら、 最先端技術が人間の現実社会にどのように貢献できるかを模索する取組みが、今後さらに発展していくことを期待します。
  参考:デジテック for YAMAGUCHIの公式X(旧Twitter)アカウント
https://x.com/ybase_digitech/status/1821864752793931844
また次世代の社会基盤“メタバース”の地域への社会実装を目的とした『地域・総合デジタル経済・文化会』を通じ、 各都道府県庁・大学と連携し企画を順次進めて参りますのでご興味・ご協力いただける自治体・大学・企業様は事務局へご連携頂けますと幸甚です。