【講演・イベント】富山県立大学×メタバース推進協議会”コラボ企画イベント「メタバースによる地域活性化を考える」を開催

富山県内企業や他大学などとの産学官連携の拠点として設立された 「富山県立DX教育研究センター」にて、富山県立大学×メタバース推進協議会”コラボ企画のもと、「メタバースによる地域活性化を考える」と題した、セミナー&ワークショップを開催しました。


・開催日:2024年11月6日(水)
・主催:富山県立大学
・企画運営:一般社団法人メタバース推進協議会
・協力:ANA NEO株式会社・パーソルマーケティング株式会社・株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータNJK・大日本印刷株式会社
・場所:富山県立大学DX教育センター1階オープンスペース
本イベントは、富山県における地域活性化に向けて様々なシーズの可能性を模索する機会として講演会を実施し、 体験会にてメタバースやAI、デジタルヒューマンに触れて頂く機会を提供しました。 最後に、富山県立大学学生、富山県内企業、在京大手企業、自治体関係者などの混合チームで 地域のXR人材をどのように育成していくかについてアイデアソンを開催し、新しい取組みを学ぶ機会を提供しました。 当日は、富山県立大学の学生、自治体の職員、地元の企業から多数の方が現地参加。 加えて、全国からもオンラインで参加いただきました。 メタバースやAI技術が地域社会への影響を探るには大変貴重な機会となりました。

<イベントの趣旨>

当協議会は、メタバースやAIが現実社会にどのような影響を与えるかを考察しており、 現実世界と仮想世界の融合が地域社会の社会課題の解決に向けた新しい取組みに繋がる可能性とその課題の探求をしております。 メタバースやAIの可能性に期待を寄せながらも、世界レベルで急速な発展が進む中、 自然や人間に及ぼす影響に慎重な議論が必要だとの認識を示しています。 このような背景から、当イベントでは新たな技術が地域社会にどのように役立つかを多角的に議論し、 体験する機会が必要だと考え富山県立大学様と企画させて頂きました。

<イベント内容>

第1部体験会(12:30-13:50)

体験会では、実際にメタバース空間の体験や、デジタルヒューマンの制作体験を通じて、参加者がこれら技術の可能性と課題を実感しました。 メタバース空間で働いているスタッフとのコミュニケーション体験や、“人間や動物の魅力再発見”をテーマにしたバーチャルな牛とふれ合い体験のほか、バーチャル旅行で疑似体験なども頂きました。
<メタバース空間で働く>パーソルマーケティング株式会社 <バーチャル牧場>株式会社NTTデータ
<リアルメタバースで地域活性化>株式会社NTTデータNJK <バーチャル旅行で疑似体験>ANA NEO株式会社 <メタバース役所>大日本印刷株式会社

第2部講演会(13:50-15:50)

富山県における地域活性化に向けて様々なシーズの可能性を模索する機会として講演会を開催しました。
テレプレゼンスによる地域の価値向上、触覚によるあたらしいモダリティ、地域とメタバースの関わりについて学びを提供させて頂きました。
①「富山県立大学の XR研究構想」・・・富山県立大学 DX教育研究センター所長 唐山英明
②「テレプレゼンスを活用した地域の価値向上」・・・株式会社 zeroinon代表取締役社長 上岡玲子
③「触覚インターフェースとその応用」・・・富山県立大学 DX教育研究センター副所長 田川和義
④「地域とメタバース」 ・・・東京大学名誉教授 廣瀬通孝
会場の様子:

第3部アイデアソン(16:00-17:30)

アイデアソンでは、富山県立大学学生、富山県内企業、在京大手企業、自治体関係者などの 混合チームで地域のXR人材をどのように育成していくかについてアイデアソンを開催しました。
会場の様子:  

<今後の展望>

本イベントを通じて、メタバースやAI技術を活用した地域活性化の新たな可能性を探ることができました。 今後は、これら新しい技術がどのように地域社会に貢献できるかについて、全国の自治体と議論を深め、 日本全体で持続可能な未来社会の構築に向けた取り組みを推進していく予定です。 当協議会の理念に基づき、現実世界と仮想世界のバランスを保ちながら、 最先端技術が人間の現実社会にどのように貢献できるかを模索する取組みが、今後さらに発展していくことを期待します。 また次世代の社会基盤“メタバース”の地域への社会実装を目的とした『地域・総合デジタル経済・文化会』を通じ、 各都道府県庁・大学と連携し企画を順次進めて参りますのでご興味・ご協力いただける自治体・大学・企業様は事務局へご連携頂けますと幸甚です。